日本独自の音楽文化「対バン」とは
- serpentdorcompany
- 2021年9月24日
- 読了時間: 2分

【日本独自のライブ文化「対バン」とは】
日本のライブハウスには「対バン」と呼ばれる独特の文化があります。これは1日の公演の中に複数のバンドが出演するシステムです。これだけだと他国にも存在するかもしれません。しかし日本には特殊な事情があります。
【特殊なシステム】
飲食店にあるステージでミュージシャンが演奏を行う場合、その音楽が時にお客さんを踊らせたり歌わせたり、余興として飲食時の雰囲気を作ることが多いと思われます。
しかし日本のライブハウスは違います。会場は法律的にも飲食店としてカテゴライズされる場合が多いのですが、ここに出演するミュージシャンは自らチケットを売り、その中から会場に使用料を支払うのです。演奏後の物販も大きな収入源のひとつです。売上が会場の使用料を上回れば利益になります。
また、他の出演者が呼んだお客さんを自分のファンにすることも重要です。1日のイベントはだいたい似たジャンルで構成されるので、新規のお客さんを得やすいのです。
【有名アーティストへの登竜門として】
近年ではインターネットサービスの普及によりライブを行うことなく大勢のファンや利益を得ることも可能になりました。しかしライブハウスは依然大きな登竜門として存在します。
皆さんもふらっとライブハウスに足を運んでみて下さい。まだ世に出ていない音楽との出会いがあるかもしれませんよ。
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